奨励会幹事

75054
午後より、観戦記の確認その他の用事で連盟へ…
酒井順吉六段と会う。
「長い間どうもご苦労さまでした」
「いえいえ」
そう。酒井六段と、野田五段は長年続けられた奨励会幹事をこの4月から(だったと思う)井上八段と、畠山鎮六段に交代されるのだ。
人の一生を預かる意味もあり、なかなか大変な仕事だ。

酒井先生といえば、典型的な後輩の面倒見のいい、兄貴肌。
私が奨励会の時、酒井先生の紹介で、神戸の造船関係の将棋大会の運営を、十人近くの奨励会員で手伝うということがあった。
仕事が終わってから…
酒井先輩は、奨励会員大勢を引きつれて、飲みにでかける。
もちろんその時の勘定は先輩持ち。
本日の審判の手当より足が出てしまうのではないのだろうか?
少し余分な心配もしてしまうほど。

棋士室の壁の日程表には3/27の奨励会の翌日に「奨励会大会」とある。
関東でも同様のものはあるみたいだが、スポンサーに後援していただいて、奨励会員が将棋大会をするという、とてもありがたい催し。
関西のスポンサーのうちのひとつは、酒井六段のご紹介で、この年に一度の大会はもう7〜8年も続いているという。

最近の関西の三段陣、あまり元気がない。負け越している人がほとんど。
旧幹事も、新幹事も心配していることと思う。
ぜひとも、4月からの来期の三段リーグではそろそろ関西奨励会から昇段者が出て欲しい。もちろん二段以下の人も、みんな少しでも強くなって欲しい。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki