ごみ箱

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今日はいろいろといらないものを捨てたのでそういう話…

windows のデスクトップ上には、「ごみ箱」というのがある。
日常生活では、いらないものでも、もしかしたらこれはまだいるかもしれないと思って迷った末に置いておくということはよくある。
でもこのパソコンの中の「ごみ箱」は便利だ。
どうしようか迷ったものは、とりあえずいったんここに捨てておく。
そして、いろんなものがたまってくる。1週間とか、1ヶ月経ってから「ごみ箱を空にする」を選んで捨てれる。
置いておこうかなあと思ったもののうちのほとんどは、捨ててもかまわなかったんだなあと、後から見ればそう思う。

この応用で、日常生活でもこの「ごみ箱」というものの考えかたは応用できる。
あれほど大事だと思ったものでも時が経てば 軽い気持ちで捨てれる。

我々にとっては棋譜というものは、どのように将棋が指されたかという貴重な情報。
大事なものだからと考えて棋譜をドンドン保管していくと数が増えてしまい、どれが重要でどれが重要でないかがわからなくなってしまう。
言葉はおかしいが、「棋譜ごみ箱」というのにしばらく置いといてやはりこれはいらないと思ったものは、しばらくしてからまとめて捨てるという似たようなことをしている。
捨てるという作業をうまくしなければ、これだけ多くの棋譜情報があると、情報の海におぼれて、何を研究すべきかがわからなくなってしまいそう。

ある毒舌の棋士棋士室で棋譜ファイル「最近の棋譜」を並べてて言った。
「この隅っこに、勉強になった棋譜は二重丸印、その逆は×印をつけといてくれたら後から並べる人が参考になっていいのになぁ〜。」
なかなかいい発想だ。そうすればあまり陽の目をみない大熱戦や、隠れた名局 なども見つけやすいかもしれない。記録係に終局後印をつけさせるのも面白いかもしれない。
でも、自分の一生懸命指した棋譜がいつも×印 ばかりになったら、やっぱりいやだなぁー(笑)
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki