感想戦トンビ?

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本日は、対局終了後に棋士室へ…

モニターに映っている竜王戦の将棋を並べていたら、対局中の森九段登場。
神「ここはこう突いて飛車の横効きを通したいですね」
その通りに指し手進む。
森「おっ!なかなかやるねぇー」

さらに次の手の予想。
森「ここは手筋の歩突きでしょう」
しばらくしてモニターもその通り進む。
森「オジサンもなかなかやるでしょう」
神「はい。オジサンもなかなかやりますねぇ」

その後、棋聖リーグの淡路ー小倉戦の感想戦聞きに行く。
両者の持ち味の出た将棋で、感想戦はかなりの長時間だったが勉強になる。
後日、産経新聞に観戦記が掲載される。
この観戦記担当の保坂記者(サンケイ)は、ふだんより観戦記以外でもよく連盟に見えられて、新聞記者のなかでは、棋士室(記者室ともいう)出席率№1の記者と思われる。

昼間は、ゆったりとされていた森先生だが、すべての対局の中でもっとも最後の終局となる。畠山鎮六段との竜王戦は双方持ち時間をほとんど使いきっての一局。
終盤が超難解。
感想戦を、淡路九段と聞いていると、次の一手のようなただ捨ての妙手の変化が随所に出てくる。
さすがに終盤の魔術師と呼ばれる先生の対局。
対する畠山六段も感想戦でも詰みを見つけるのが早い。
終電に乗るため感想戦は、最後まで聞けなかったのが残念だったが
実戦に現れた妙手、さらに実戦では現れなかった妙手をいくつも見れただけでも遅くまで残っていて良かったと思った。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki