指し初め式

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
新年というと、棋士は5日に指し初め式という行事がある。
東西で方法が違うみたいだが、関西の風習を紹介する。
将棋盤を約八面ぐらい出して、駒組みの途中ぐらいまで10手ずつ前後指す。
そして、次の順番の棋士と交代する。
決着はつけないのがしきたり。
出席棋士は30人より多いぐらいの人数のことが多い。
ふだん顔を引きつらせて指している対局とは、まるで違ったなごやかな雰囲気。
指し初め式が終わった後は、新年会。机をカタカナのコの字のように並べて、年の棋士や高段者は、上座にすわる。
毎年すわる場所もだいたい決まっているような気がする。
私は近年は南九段の近くが多い。
毎年美味しいお鮨すしが出るので、私はひとりで勝手に「すしぞめ式」とも呼んでいた。
でも、本年は新年会の場所が変わるみたいだ。
連盟がふだんいろいろとお世話になっているいろいろな関係者を招いての新年会ホテルで行うようだ。
棋士だけで内輪話をするのもいいが、記者やスポンサーの方々との合同の新年会 というのも、なかなか楽しそうな気がする。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki