竜王防衛の日にいろいろと思ったこと

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午後より連盟。
昼食はガード下の更科へ。1/6のドラマ「聖」のロケも無事終わりドラマの放映時間(確か午後2時からだったかな?)や配役などが書かれた張り紙が店内にあった。

それから連盟へ行くと、テレビカメラをかついだ局のスタッフが数人。
これは、また別の村山くんの特集番組だそうで、そういえば2週間ぐらい前に、倉庫の奥からC1順位戦の羽生ー村山戦の棋譜を取材のために引っ張り出している職員もいたなぁ。

村山くんはいろいろといそがしそうだ。
もし生きてたら今期の竜王戦をどのような見かたで見ていただろうか?

仕掛けの直後を研究。
左美濃ってこんなに弱い囲いだったかな?
高橋九段、南九段、森下八段、名前をあげればきりがないが・・・・一昔前は
この戦法で高い勝率をあげていた棋士がたくさんいた。
やはり居飛車穴熊が猛威をふるっていた理由と同じで、藤井さんはじめ振り飛車側の対策が急激に進歩したのは、以前の棋譜とかを並べて比べてみてもよくわかる。

ある棋士棋譜をコピーしている。なんでもインターネットで入手できる棋譜情報の回線の調子が悪いので、連盟にコピーしにきたとか・・・。
情報は便利になるが、同じ情報でも入手するのに苦労した情報のほうが大事に扱うような気がする。でも不便より便利のほうがいいのだけれども・・・
三段から四段になりたてのころ、棋譜を手で写してた頃があったのをふと思い出す。

竜王戦の中継はじまり、みんなで注目して見ながらの研究。
なんと、谷川さんが画面に現れた。なぜか意表つかれたせいか一同盛り上がる(笑)
対局場の陣屋まで生の雰囲気を感じにきたということらしい。ほかにも棋士がいっぱい来ているみたいだ。
インターネットで得た進行より、現地へ足を運んだほうが勉強になるというのと、
棋譜を自分でコピーしたり、手で写したほうが大事に扱うというのは、少し似ているかも?

終局間近。
解説の桐山九段はじめ多くの棋士、記者、奨励会員がこの部屋にはいたが、藤井竜王の対局姿勢も、指し手も実に落ち着いているという評判だった。
まもなく防衛。

帰宅後、竜王戦速報プロジェクトの無料のメールの山を読む。前にも少し書いたが、これだけのサービスをしてくれるのなら、ぜひ、代金払いたいと思った。
神崎健二(c)