予想

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「うーん。▲56銀と指すのが一番26の歩を生かした指しかただと思う。
すでに、誰か書いたり放送でしゃべったりしているかもしれないが、▲56歩とつけば先後逆だが、谷川さんと羽生さんの100局目として有名な棋聖戦第一局とそっくりなだけに、藤井さんはそうは指さないと思う。」
竜王戦第7局。
ネット控え室というところに、封じ手予想を書きこんできた。

実はこの△73桂と跳ねた局面にそっくりな局面を長時間眺めて考えたことがある。上にも書いているように、先手が羽生さん、後手が谷川さんの淡路島での棋聖戦第一局の時。私は副立会人で先手の羽生さんが▲37桂と跳ねた局面を控え室でかなり考えていた。(後手の歩はそのかわりまだ83歩の形)何かうまい手があれば、居飛車が駒組みの途中だけに危ないというのが、その時の第一感。いろいろ考えたり、動かしてみて検討したが、桂馬を跳んだ手をうまくとがめることはできなかった。
谷川さんは、30分ぐらい考えて5筋の歩を突き、桂頭(その時は35)を突き捨ててから五筋に飛車を振る指しかただったが、あまりうまく行かなかったという感想だった。
その時も考えて、きょうも考えたのだが、やはり先後の違いのぶんだけ▲26の歩を突いているのだから、角筋を通して、玉頭から攻める形をめざしたいと思った。

このように予想する場所持っているのだから、予想してみた。
はずれても笑わないでくださいね(笑)
神崎健二(c)