探し物

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昨日の夜中の感想戦中のできごと。
有吉「あれっ。僕の棋譜はいったいどこにあるの?」
記録係(さっき先生の横に置いておきましたけどと、言いたいがいえない顔で・・・)「さあーっ」(困った顔)
有吉「おかしいねぇー。それは僕のじゃないのかい」
なんと、私の本日の唯一のおみやげの棋譜にまで、手を伸ばそうとする。
粘り倒されて、入玉までされて、棋譜までとりあげられてはたまらない。
急いでカバンの中に隠す。
さっきまで有吉九段の横に棋譜は置かれていたはずなのだが・・・。
「おかしいねぇー」
「じゃぁ、それをもらうわ。」
結局記録係が、自分の勉強用に持って帰ろうとする棋譜をもらっている。

対局が終わった後は、対局者の横に棋譜のコピーを置いてくれる。熱心な棋士感想戦中にペンを取り出して記入する人もいる。 φ(.. )メモメモ

感想戦の終わりごろ・・・
「あっ!やっぱりあったわ。自分でポケットにしまいこんでたみたいだったねぇー」
あのなぁ!おこりまっせ(笑)

これは、単なる笑い話ではない。
夢中で朝から深夜まで対局していて、その余韻のさめない感想戦でも、まだ夢の中に近いような状態だったのかもしれない。

そういえば、昔この先生の記録係をしていたときのこと・・。
「もう残り時間が少ないからポットを横に持ってきて」と注文された。
ポットで湯のみにお湯を入れようとはしているのだが、視線は盤上。
コントロールが狂って、お湯は畳の上にジャーッ。
記録係、慌てて畳を拭きにいく。
・・ていうこともあったなあ。
神崎健二(c)