秒読みの声が聞こえない理由

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昨日の夜は、竜王戦を勉強したあと、夕食。
モニターテレビに映っていた将棋の感想を聞きに上段へ行く。
下段で行われている対局のうち、一局は、持ち時間が3時間なので、もう秒読みになっているはずなのに、秒読みの声が聞こえない。どうもおかしい。
その将棋は、昼食休憩再開直後に手詰まりとなって千日手になったとはいえ
もう7時半すぎなのだから、間違いなく、1分将棋のはずなのに・・・・

階下に降りて見ると、事情判明。
どうやら、指し直しの2局目は、終盤での千日手になったそうだ。

昨日の昼過ぎに、誰かが、
「これでもう一回千日手になったりして・・・」と
冗談で言ってたことが、ほんとうに起こったみたいだ。

その隣の持ち時間の長い対局の進行も興味があったので、再び下段へ観戦。
すでに3度目の闘いをしているはずの両対局者は、まるでなにごともなく目の前の将棋が、1局めであるかのように、平然とその対局に集中していた。
神崎健二(c)