頑固ものどうしの意地のはりあい

19114
事務所に用あって、2時ごろより連盟。
棋士室では、東七段と脇七段が先日の出雲の将棋の日の話をされていた。
おふたりは、故高島一岐代九段門下の兄弟弟子でもある。
兄弟弟子のいない私には、同門の兄弟弟子がいるという棋士がうらやましいなと思うことも時々。
モニターには、はやくも来期の新人王戦一回戦、山本四段と奨励会の本田三段の将棋が映っていた。
杉本六段も現れ、脇さんと3人で、東京より新人王戦3番勝負の北浜ー山崎戦の棋譜を取り寄せる。FAXにはいつもお世話になっている。
先手は、山崎四段で、3局連続の角換わり腰掛け銀。久々の頑固ものどうしの3番勝負。
銀ぶつけて、92にいた飛車を6筋に戻って、それに対して玉はいったところ。
(もしかしたら、この表現だけでも、どの局面か、わかる棋士もいるかも・・?)
難解すぎて、まだまだこれから。
竜王戦の一日目の昼過ぎまでの駒組みを見て、脇ー杉本戦で仕掛けの直前までの仮想手順を5、6通りぐらい並べている。
「まさか、こうはならへんやろけどな」と笑っているけど、もしかしたら、そうなるもしれない。
畠山鎮六段も現れ、モニターのほうの新人王戦の検討。
落ち着き、かつ踏み込む時は踏み込み、奨励会員がなかなかうまく指しているという評判。
夕方6時近くに帰宅。
明日の朝は新人王戦決勝のその後の進行と結果が楽しみ。
神崎健二(c)