四季

6885
将棋世界の米長先生の 鷺宮通信を読む。
ガーナのお話しをいろいろと書かれていて
{将棋やチェスは寒い所でないと普及できない。将棋普及の大敵は暑さ}
というふうに結ばれている。
そこで思い出した言葉がある。

私の師匠の灘蓮照は
「将棋は、四季のある国でなかったらいかぁん。
一年中、暑い国なんかでは、とても将棋盤に向かって考えられへん。」
と何度も云っていた。
四季のある国で生まれ、棋士という職業についていることに、感謝しているようにも私には聞こえた。
師匠は、インドや東南アジアほか、何度も海外に旅行へ行って、そのことを実感したのだと思う。私も一度だけ、まだ奨励会員の時に、タイに連れていってもらったことがあるが、師匠との海外旅行は、それが最初で最後となった。

ということは、これからの秋から冬 にかけての涼しく寒くなる季節は
将棋にぴったりの季節ということかな?
神崎健二(c)