一手指したほうが・・・

「一手指したほうが優勢に見える」名局の表現方法。
将棋を検討していて、そういう対局を調べる時は、両対局者に感謝の気持でいっぱいになる。

昨晩夢の中に出てきた対局は、その正反対。

私の師匠は、ニコニコ笑いながら、自分の道場のお客さんの対局をよく観戦していた。
「これは、一手指したほうが悪くなるという将棋やなぁ。」
客商売の店主らしくないことを、いつも平気で言ってはニコニコしていた。
時には、お客さんの対局を肴に横で一杯ということも‥

私も、過去にはずいぶんと悪手も疑問手も指してきたが、昨晩の夢の中のような悪手、大悪手の連発だけは避けたいものだと、つくづく思う。