大山先生と松田師範

大山門下で、師匠の大山先生とも中将棋の盤をはさんだこともあるという中田功七段。
確か3年前の春の永井英明さんの盤寿を祝う会の日に、一度は中将棋を一局は指してみたいものですね。そういうことで解散した。

 そして、それから3年半。その時のことが伏線となって、本日ははるばる大阪島本町水無瀬神宮まで来てもらって、和服での公開対局という当時は予想もしなかったピックリするようなことになって初対戦が実現。

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うっかりしたり、大失敗したこともふたりとも何度もあった。
それでも、とても楽しく指させていただいた3時間近くだった。

島本町の川口町長、森川教育長、地元のボランティアの皆さん、水無瀬神宮宮司さん。地元の皆さんどうもありがとうございました。
今回駒を復元して書いていただいた駒師の熊澤さん。立会人の木村義徳九段、記録係の武田中将棋連盟会長、読み上げの高浜愛子さん、解説していただいた中将棋連盟の宮居さん、聞き手の室谷由紀1級。
どの仕事も将棋に比べてとても難しいのにどうもありがとうございました。
そして何よりも、天候のすぐれない中、長時間熱心に観戦していただいた多くの観客の皆さまほんとうにありがとうございました。

10代の奨励会員だった私と私の弟弟子たちにルールや基本的な考え方を教えていただいた「私の鳳凰には、あの大山名人もかかりましたんや」が口癖だった中将棋指南の松田正一先生。
愛好家であり、実力者でもあり、奨励もされていた大山先生。
このおふたりに、最も見ていただきたい一局だった。

下手どうしなのに、それにしては、歴史ある重要文化財の客殿で、立派な水無瀬駒使って指しているなぁ?ときっと笑われていることだろうと思うのだが‥                   【午後10時 記 】
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