森内名人の防衛

昨日は、御上段の下座で対局だったので、休憩中に木村十四世名人以降の四人の永世名人の書をじっくりと眺める。

昨晩は、対局を終えたあと、夕食休憩以降の名人戦第7局 郷田―森内戦の検討。
阿部八段や豊島四段はじめ、多くの奨励会員たちも。
十八世名人の誕生となったわけだったが、郷田九段の粘りも凄まじかった。
▲9七桂で、すぐに▲7三銀と打ち、△8三飛▲2三角成△同玉に対して▲8四金と打つ変化が、終局後もよくわからなかった。
どうも先手玉を寄せる順が見つからない。△7四角▲8五歩△3八角成▲8三金△2四玉が最善の順という結論をかなり長く考えて出したのだが、時間のない局面でそうなったら、どう指して良いのかわからないという意見がとても多かった。
関西将棋会館道場解説の久保八段は、棋聖戦第3局とのダブル解説でさすがに疲れた様子だった。
【1時半 記】
Copyright (C) 2007 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>