足元

金曜日は対局。
棋王戦で増田五段戦。

一手損角換わりから
午前中に図の局面。
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ただし、この局面に至るまでに、駒組みの手順に双方ともに疑問手があった。
この局面は、作戦勝ち。
図から、△3五歩で昼食休憩。

休憩中は、受験中の糸谷君に今後の受験の予定や計画の話などを聞かせてもらう。
自分ところの記録係が現役の私立の大学生なので、休憩中も学生の先輩と後輩で、受験科目や傾向などの話で盛り上がっていたようだ。

再開後、▲3五同歩△4五歩▲同銀△同銀に▲同飛が厳しいことに気がついて
そう進めて有利に。
この飛角桂の配置で、飛車で取る手が最も良いということはとても珍しい。

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有利が続き、この局面で▲4四歩で寄せるつもりが、詰ましに行った時に△3九の竜が効いてきてどうもはっきりしない。
この局面にせずに、もっと厳しい順もあっただけに、ここでの予定変更は不満。
実戦では、▲7六同銀△7七歩▲同桂△8九銀▲6八玉△7八歩▲4九歩と進み以下勝ち。

自分の対局の後に終わった対局の感想戦を順に聞く。

夜、道場の受付カウンタに行って世間話。
途中笑顔に愛嬌のあるアルバイトの女子学生に、お茶やお菓子を出していただく。
癒される。
年末にもまたひとり道場課で働いていた職員が辞め、この数年での関西将棋会館道場で働いていた職員、契約スタッフの退職者は計五人。昨年だけでも三人というのは多すぎる。

普及協力金を新聞社様よりいただく予定ということで、各地の支部や教室などでの新規事業を計画中とのこと。
ただし、東西の連盟の直営の道場の縮小と落ち込み、特に東京の道場の寂しさを見ていて、考えさせられることはとても多い。      【28日 記】
Copyright (C) 2007 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>