オープンなのかクローズドなのか?

将棋世界を読む。吉村達也さんの臨時総会での描写や記述があまりにも正確なので驚く。
しばらく読んでみて、あの時に野月七段がまわしていたビデオを文章にしたのだから当然と納得。

今までは新聞社の棋士総会の公開や取材の要請に対して、非公開の方針を取り続けてきて、冒頭のみ取材可だった。
あのように公開されるということにより、これからの会議も活字になることも想定して発言しなければならないということなのだろうか?
来年の棋士総会の取材要請が来た時にも、「将棋世界だけの独占報道権です」と答えるのだろうか?

昨日の関西棋士会でも、このことはこの場だけの話なので棋士のみなさんは秘密を保持してくださいという場面があった。誰が考えても隠すべき項目だったので当然。

私は、公開すべきとも、非公開にすべきともどちらでなければいけないという意見でもない。
会議の場で、これは外部には公開しないでくださいと言った一方で、臨時総会での発言が活字になったりしている。
また、今までにも公式報道されていないできごとが、会長だけがそれを示唆するような表現でネット内に何度か書かれていたこともあった。

どちらの方針も立派な考えかたとは思うが、基準がコロコロと変わるというか、はっきりしないような印象を会員に与えるのはどうなのだろうか?
前回の八月の臨時総会だけが特別扱いという解釈なのだろうとは思う。
オープンにすることがOKというのならば、同様にビデオに撮られているはずの五月の定時総会も活字にしてもらいたいものだと思った。
Copyright (C) 2006 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>