筋悪の銀で流れをつかむ

C1順位戦で真田七段と対局。
何局か指していて過去の対局はほとんどが矢倉戦。
今回も矢倉戦。

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矢倉戦で▲7七に歩を打つ形は珍しいのだが、一局前の小林裕戦に続いて今回も出現。好手で後手の私の角銀がなかなか使えない。

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この局面の前に後手の私にとってはとても辛い我慢の手順があって、この銀も仕方なく打っている。
ここに打つのでは後手苦戦と、両者とも思っていたのだが、打ってから考えてみると、意外と大変な形勢。

このあとも山あり谷ありだったのだが、切れそうな攻めがつながって辛くも勝ち。
1時07分終局。1時間半〜2時間ぐらいの感想戦
終盤でこちらの気がついていなかって真田七段が狙っていた危ない筋があった。
無警戒だったので危なかった。
でもその手順がすれすれこちらが残していたみたいで、実戦では真田七段が踏み切れなかったことなどもあり、幸運な面もあった。
【27日 記】
Copyright (C) 2006 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>