速いことは良いことなのか?

11月20日の梅田でのパーティーでは、オークションにて記念対局の駒を、とても熱心なファンのかたにお買いあげ頂いた。私の周囲のテーブルでもその話題で持ち切りになった。とてもありがたいことだと思う。

パーティーが終了。その後驚いたことがあった。そのできごとが、当日の午後8時というとても信じられないような速さで東京にいると推測される人によって、ご自分の管理されている大きなHP内の中に書かれていたということ。午後8時ならば、まだ最後の抽選会も始まっていないぐらいだった時刻。
ご購入されたかたと、そのお話を書かれた人とが、とても親しい人どうしだとは推測されるのだが、あまりにも速すぎて、とてもビックリした。

今回はそんなことはなかったと思うのだが、その情報があまりにも速く伝わることが、当人にとってご迷惑なケースも考えられる。
たとえが少しおかしいかもしれないが、多額の賞金の宝くじに当たったという情報はほとんどの人の場合は伏せておいて欲しい情報に違いない。

「そんなの、どうってことないじゃぁないか」
という人も多いかもしれない。
でも、自分も多少のアクセス数が固定しているサイトの管理者。
立場を変えたり、いろんなことをふり返ったりしてみても、いろいろと考えさせられることも多かった。

車でも飛行機でも速ければ速いほど「速さ」と「危険」は隣合わせ。
乗り物ではないので別とは思うが「情報」というのも「速さ」以外の「危険」はないのだろうか?

良いニュースだけではなくて悪いニュースも伝える義務のある「報道」関係のお仕事をされている人が私の周囲にはとてもたくさんいらっしゃる。「正確さ」というものも求められているのが、これらの「報道」のお仕事の大変さ。
「報道」とはかなり違った「HP運営」なのだが、それでも長くそれをしていると、開設以前に比べて、そのようなことを考えることは、だいぶ多くなった。

販売課では、インターーネットを通じた賞品の販売や、ごくたまにだと思うがネットオークションもおこなわれていたはずだが、売り上げの数字だけではなくて、「信頼」や「安心」というものも、いうまでもなく、とても大事なことだと思う。

そしてまた、「信頼」や「安心」ということは、「報道」や「HP運営」においても最も大事なことである。
Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>