掘り出し物 ?

少し前に、500題載っている岡田敏さんの作品集「詰の花束」(1995年発売)を読んでいた。
価格の割にとても多くの詰将棋が載っている作品集。

今までに注意して読んだことのなかった、巻末の何人かの詰将棋作家による、「印象に残る岡田作品」というコーナーを読んでいると、上田吉一さんと関呑舟さんが同じ作品を挙げられていた。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/050813.gif>
(近代将棋S39・6月 岡田敏氏作)

中篇の詰将棋を解きたくなっていた時機だったのと、まだ解いたことのない作品だったので取り組んで見る。
巻末のコーナーにも触れられているが、その後の名作にも影響を与えたかもしれない作品を解き、何か掘り出し物を見つけたような気分。

この機会に上田吉一さんの名作「オーロラ」や「モザイク」という作品も近々取り組んで鑑賞してみようと思っている。これらの作品も、過去に解いたのか、並べて鑑賞したのかも忘れてしまっているのだが…。
解いたりとか、解答を見て鑑賞してみたことがあっても、数年経てば忘れてしまっているので、また楽しめるのが詰将棋鑑賞の長所。

Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>