名人が勝って1-1のタイに…

早起きして、鳥羽へ向かう。
高校生ぐらいの頃に、師匠や弟弟子たちと、一門で旅行で出かけたかすかな記憶がある。
8時40分ぐらいに戸田家に到着。
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封じ手の予想ははずれる。
だが、午前中から戦いになったこともあって早めに観戦に来て良かった。

昼休には、週刊将棋の小川編集長と下村康記者と食事。
小川さんとは、週刊将棋の創刊時からの知り合い。久しぶりにお会いする。
まだ手探りでの紙面作りをされていた頃、大阪やタイトル戦現場にもよく来られていて、当時の私は記録係だった。
吉川記者、小田切記者、現編集部の大崎記者、嶋谷記者…
懐かしいお話もする。

激しくて一気に終盤になる変化もあったが、その後、第二次駒組みがはじまり、しばらく駒組みが続くと思ったら、また戦いが始まったりで、福崎八段、藤井九段、井上八段、斎田女流四段らで進行を予想するが、なかなか予想が当たらない。

現地大盤解説会場でも、夕食休憩再開後、藤井九段と井上八段が解説。
午後9時ごろ、会場で、藤井九段とバトンタッチ。
終局までの緊迫した手順は、井上八段と大盤で検討しながら観戦。

終局は午後10時半。
森内名人の逆転勝ち(と思う)
1時間半ほどの感想戦

打ち上げの席でも、記録係と話したのだが、やはり対局者の形勢判断や心配していることと、周囲で見ている人間との差が大きかった。予想が当たらなかったことが多かった。

戸田家の若女将さんとも、ゆっくりとお話。数々のタイトル戦がおこなわれてきた対局場。
「対局室の真剣さが漂った重い空気を感じた」と、感想を聞かせていただき、記録係と、棋界の仕組みとかについて少し説明させていただく。
お話を聞かせていただくうちに、芝苑の若女将の久島真知子さんと、どこか共通するものがあるような気がした。
<A Href=http://www.shien.ne.jp/ Target=_blank>芝苑</A>は、来月の4日の朝日オープン第3局の対局場でもある。

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翌日の朝の海の風景はのどかでとても良い眺めだった。
<4月28日 記>

Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>