大会での積極的な感想戦参加

読売新聞で竜王戦6組中村四段―加藤アマ竜王戦
加藤幸男アマ竜王の自戦記を最近読んだ。(2月3日〜8日掲載)

指し手のこと以外にも、
1.奨励会退会者のアマ大会への復帰制度の緩和。
2.アマ大会での審判である棋士のもっと積極的な大会の感想戦への参加。そして感想戦の場での技術指導や交流。
3.プロ棋戦で活躍しているアマについてのプロ入りの議論はもっとおこなわれてもいいのではないか?

おもに、この三点について要望や提案がされていた。
そのうち3.については、恐らく自戦記が書かれたあとに、(3日〜8日掲載の自戦記の文章を将棋世界3月号を読んでから書くのは難しそう?)その話題は出ているようで、これからも話題になると思う。

このうち、2については、とても貴重な意見だと感じている。
大会参加者への指導対局棋士のメインの仕事になっていることは多い。
それ以外の手の空いた時間を、今まで以上に棋士が、(できれば、大会を手伝っている奨励会員も含めて…)感想戦に少しでも多く参加したりすることは、確かにとても簡単で、効果的な、大きな意味のあることだと思う。

私は、自分が審判という立場でない審判長の棋士が不在の大会や試合を観戦にいったことも少しだけある。
積極的とまではいかなくても、そこで参加者と話をしたり、感想戦を見ていて意見を求められたこともあったので、その流れで感想戦参加したこともある。
また大会の当日に限らず、大会や試合や研究会で指した将棋に至るまで、意見や添削等も、<A Href=http://k2rokudan.cool.ne.jp/joyful/joyful.cgi Target=_blank>将棋掲示板</A>や、知人にはメール等で聞かれて答えさせていただいたことも何度かある。

棋士間で遠方の支部棋士を派遣するということについて話しあった時には、地方や遠方の支部への移動の大変さについてが、話題になることも多い。
各地から各県の代表者が集まってきてくれる大会、例えば支部名人戦西地区大会等で、大会の参加者の大会での対局の感想戦に、今まで以上にもっと積極的に参加してみることは、われわれが今まで思っていた以上に効果的なことなのかもしれない。

そんなに大会の審判に行く回数が多いわけでもないが、そういうことも好きなほうなので、ぜひ実践してみたいことと思う。
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