ようやく白星先行.

東京で順位戦。対岡崎六段戦。

後手番だったこともあって、あまり経験のない指し方を志向。
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歩得と持角のどちらが大きいか難しい。

岡崎六段はこの局面では、▲4六飛も考えて、迷ったとのこと。
かなり有力だったようだった。
▲3六飛を受けて、角を△5一角とか、△4二角と引けば▲6五桂と跳んでから▲4四歩と突いて、なかなか簡単に6五の桂馬を取りきれない。
いかにも岡崎六段らしい指し方でもある。
桂跳んで手になるとは、対局中には、まるで気がつかなかった。

実戦は普通に▲3六歩と突いて結局後手の歩が△6六まで伸びることとなり、こちらの主張は通った。
岡崎六段のほうには、何か誤算かカン違いがあったみたいだった。

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この局面では、▲2八角と打って、次に▲6七歩と合わせてこられて難しいと思っていたら、▲4七金。△4六角▲同金△7三桂▲5六銀△6七銀。
あまりにもあっさりとあきらめ気味に指されてびっくり。

順位戦を指していてもだいたいいつも私は終局が遅くて長手数なのだが、本局は早い時刻で短手数で終局。九局目にしてようやく白星先行。

最終局は、昇級のかかった相手との対局だが、来期に向けて調子が上向きになるような内容の一局を指せるように、余計なことを考えずに指すのみだ。

<2月9日 記>

Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>