危険察知能力鈍し…

今朝は関西地方も寒く、雪が積もっている。

昨日の31日は対局。
王将戦予選で東七段戦。
先手となり。手損角換含みから矢倉戦に。
序盤の駒組みで、二、三度妥協する場面が続く。
御上段での対局の合間に南九段が局面をのぞきに来られる。
矢倉の大家に見られるのには、ちょっとはずかしかったほど下手な駒組み。

受けにまわりながらも相手の飛車をおさえて、なんとか指せそうな局面に。
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図は、▲5三歩成に△3一玉の局面。
予定の▲5四銀成を指そうと思ったら、△4五馬▲6六飛△8八歩成▲6五馬(変化図)
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ここで、自玉に致命的な、危険な手順があるのに気がつく。

気がつくのが少し遅すぎ。△3一玉の局面の少し前に、手数はかかるもののもっとていねいに受けにまわる手順があったのに…。早く▲5三にと金を作りたくてあせったようだ。

大幅な予定変更で、△3一玉に、▲5六銀と打つことに…。
その後相手の疑問手もあって勝つには勝ったのだが、自玉の危機を察知するアンテナをもっと整備しなければならないと痛感。
Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>