自分でやってしまう性格

ある先輩棋士との最近の会話。

先「昔、大山先生の記録係をしていたら、盤が汚れてて…。」

私「布を持って来させて、そして自分で盤を磨きはじめませんでしたか?私もそういう場面目撃したことがあります。」

先「そうそう」

二人とも「なんでも自分でやってしまう性格だったんですよね」

たぶん、関西将棋会館が建てられた直後、オールスター勝ち抜き戦を勝てば次の日また勝てば次の日に対局がつくという三連投で、大山先生が関西に来られた時だったと思う。(最近週刊将棋の田丸八段の原稿でこの話、読んだ気がする)
対局室の五階からさらに上の階の機械室には、ボイラーがあり、濡れたものでもよく乾く。
大山先生がこの洗濯物の一等地に、干し物をされていたことも、同時に思い出す。
当時、部屋の掃除や、シーツや座布団カバーを洗ったりするパートをされていたかたも、
「あの大名人が…」と、とてもビックリされていた。
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Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>