歴史と博物館とホームページ

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今年は、日本将棋連盟80周年。
連盟では、本年と、将棋盤の升目の81周年に、記念行事のいくつかを計画している。

では、この80年前、81年前の「設立」は何月何日なのだろうか?
今年になって何度か、関西将棋会館4階の博物館の年表でその80年前の1924年を見た。
1924年に「東京将棋連盟」結成とあった。

さらに、<A Href=http://www.shogi.or.jp/ Target=_blank>日本将棋連盟HP</A>の 「概要」→「創立・沿革」とだどって、次の一文を見つける。

1924年9月8日に東京の棋士が団結し、「東京将棋連盟」を結成。名誉会長に関根金次郎、会長に土居市太郎が就任。】
その項目によると、関西の棋士も合流して「日本将棋連盟」になったのが1927年。その後名称が1936年「将棋大成会」→1947年「日本将棋連盟」。1949年7月29日に社団法人となったとあった。

せっかく、将棋博物館があるのだから、将棋連盟の歴史についても、将棋の歴史についても、棋士はもっと学ぶべきなのではないかと思う。もちろん自分も含めて…。

関西将棋会館が完成した直後には、専属の学芸員として働いているかたもいて、展示替えも時々行われた。私は当時奨励会員だったが、展示物が乾燥しないように、ガラスケースの中のコップの水を入れ替える作業等を手伝ったりした経験もある。

その頃に比べれば、現在は専属の学芸員もいない。展示替えの回数も少ない。

ただ、「博物館というものは、多くの来訪者が来るかどうかということだけが大事なのではなくて、わずかな人数しか訪れなくても、とても、立派な価値ある博物館というものはたくさんある。」
このようなお話も聞かせていただいたことがあるので、存在し続けているということが大きいのかもしれないが…。

ホームページというものにも似たような一面があるような気がする。

多くの人が訪れなくとも、将棋関連の価値ある統計や、資料や、歴史について調査されて、残されているホームページが、多くの将棋ファンによって作られている。
そういう博物館のような価値あるホームページを時々見たり見つけたりすることがある。
私は、そういうサイトを見たり見つけたりした時、とてもありがたく感じる。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>