体調と思考力の科学

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その後、新婦側の主賓でたっぷりとスピーチをされていた浦和大学総合福祉学部の教授の植屋悦男先生、杉本六段の健康についても指導されたという新婦の上司のご植屋節子先生のご夫妻とお話する機会を得る。

福祉、健康教育、体力科学といった分野が専門の植屋教授。
棋士が対局をしている時というのは、恐らく、力のあまり変わらない人どうしが、時間をかけていくうちにこのように(手でグラフが下がるような動作をされて)なった時に、どちらが疲れて力が落ちるかということによって決着がついているはずです。だから、良いタイミングでうまく休息を取れれば、その力が落ちることを少なくできます。」
といったような内容のお話を少し聞かせていただく。

披露宴の途中のスピーチや司会者の話にも何度か出たが、新郎のここ数年の好調の秘訣はこのあたりにもあったようだった。

スポーツ選手の場合、体調や健康についてとても敏感で、そういうことを管理したりする専門家がついているのが普通。
棋士も長時間すわっていることも多いので、もっとそういったことにも気を配ってできるだけ万全な状態で対局に臨むことはとても大事なのではないか?
時々グラフが急に下がってしまうことのある自分のことも思い出しながら、新幹線で帰宅。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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