当事者との大きな差

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昨日は、昼間は研究会。
夜は関西将棋会館に行ってB1とB2の順位戦を勉強に。

感想戦の時、
「桂馬を跳んでも決まっていましたよね。」(感想戦を聞いている人)
「いや、最初はそう思ったんだけれどもよく読んでみると、ああなってこうなってなかなか大変なんですよ」(対局者)
という会話。
やはり、当事者のほうがかなり深く読んでいた。

最後に残った一局。控室にて…
「角打って竜回って、その先はこうなってああなって後手の勝ちですよね」
残り時間も切迫していたので、どう進んだかは誰も遠慮して見に行かない。
そして、別の棋譜が並べられたり、雑談になったりしていた。

終局。そしてまた、感想戦を聞いてみる。
「簡単に勝ちのように見えて、こういう受けの妙手や、ああいう受けもあってかなり難しいんですよね」(対局者)
またしても、両対局者は横で見ている人間が読んでいない手もかなり読んだり心配したりしていた。

対局の当時者が最も読んでいることはしょうがないにしても、その対局者になった気分で、さらにその局面をじっくりと自分なりに深く考えてみなければ、ほんとうの勉強とはいえないのではないかと反省。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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