「東の小倉か西の平藤か」

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昼食をある店にて。新聞を読もうとしたがすでにほかのお客さんに読まれていた。
でも昨日の新聞なら読むことができた。

神戸新聞見つける。
王位戦、羽生―平藤戦の観戦記を読む。
小池大志さん(あれ?ところでこんな人いたっけ??)の文中には平藤六段の棋風が紹介されていた。
井上八段や畠山鎮六段が、「いろんな戦法を指す」「勝負師タイプ」等の分析。
中には「東の小倉か西の平藤か」という一節もあった。
なかなか個性を的確にとらえた表現も多くて、楽しい文章だった。

その小倉六段(3-1)―平藤六段(1-3)戦の王位リーグ最終局、実はとても注目していた。
棋風も似ていて、野球にたとえると荒れ玉も投げて時々強打者も三振させるところもある。でも手元が狂えばデッドボール危険もあり、ドキドキするようなところもある。そして小倉六段は見事に羽生竜王にリーグ戦唯一の黒星をつけている。

その最終局も昨日並べたのだが、挑戦権にもからんだ一局とあって、「荒れ玉」以外にも「渋い受け」や「我慢」という言葉も連想した一局で、平藤六段が勝った。
自分のほうには関係ないが、相手のほうに大事な一局を勝ったということにより、(いわゆる米長哲学)今年度順位戦では昇級候補と私は予想。
もちろんリーグを勝ち越しで終えた小倉六段も同様。

ひと月ほど前の平藤六段の話によると、後半の対戦相手が好成績者ばっかりだったので、リーグ戦五局とも観戦記者つきとなりそうなのでとてもやりがいがあるとのこと。
確かに珍しい。そのめぐり合わせが少しうらやましい。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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