第22回朝日オープン開幕

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朝日オープンの対局の観戦で関西将棋会館に。
棋士奨励会員取材記者、大盤解説会の解説者の福崎八段、山崎五段はじめ大勢いてにぎやか。
浦野七段が現れたので、「看寿賞(詰将棋の権威ある賞)の選考委員になったらしいね」と聞くと、今回の選考はもう終えたとのこと。
詰パラ誌上にも書かれていたが、棋士がこういう選考にも関わることには意義があると私も思う。
どこかに出かける途中みたいで、浦野七段の姿は消えた。

村田四段―村田登亀雄アマ戦は、村田プロの勝ち。
二回戦で待っているのは井上八段だったのだが、井上八段と村田登亀雄君とは奨励会入会が同期。井上八段のほうにはプレッシャーもある相手だろうけれども、関西連盟職員として現在も将棋に関わる仕事をしながら、将棋大会にも出場する立場の村田登亀雄君にとっては、きっともう一局指したかったのに違いない。
私もその対戦は見てみたかった。

感想戦の途中、「ここでもうちょっと腰落として考えたら良かったのに…」と私が言ったら、「そういうところですぐに指してしまうところが、アマのアマたるゆえんなんですよ」と彼らしいジョークで答えられた。

島本四段―天野高志アマ戦は、天野高志アマの勝ち。
少し不器用そうな手つきで、謙虚で控え目なコメントを述べる天野高志さんは、二年前にも感想戦を聞いた時と同様に、好感の持てる人物だと感じた。

山本四段―篠田正人アマ戦は、篠田アマの勝ち。
とても不思議な手将棋だった。

関西の三局のうち、朝日紙上にも二局ほど観戦記が載る予定なので、そちらのほうもぜひよろしく。

感想戦を聞いたり、大盤解説会の会場に少しまぎれこんだり、東京の棋譜を並べたり。
全9局終わってプロ側の5-4だった。

その後バランスの良い?? メンバーにて夕食に…。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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