真の交流とは…

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<A HREF=http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/>日経ネット将棋王国</A> の高橋和さんのエッセイ「和の小径」第4回を拝見。

今までの文章の中で最も良かったと私は思った。
何度もヨーロッパを訪れている高橋和女流二段ならではの視点で
「国際将棋フォーラム」での反省点とかもいくつか問題提起されていたからだ。

英語に自信のない棋士や、日本人参加者の少しだけ消極的な交流について書かれていた。
今回のイベントには参加しなかったものの、棋士のひとりとして思い当たり反省しなければならないなぁと連想することも少しある。

国際的ではないにしても、「前夜祭」とか「パーティー」といった行事ではやはり棋士はついつい、いつも顔を合わせている棋士どうしとか、知り合いの記者とかとばかり話をしてしまう傾向が強いからだ。もちろん私も。

また、私は英語には全く自信がないために、以前にも、旅行中、同行者が楽しそうに、外国人と話すのをうらやましそうに眺めているだけということもあったので、その時のことなども思い出した。

「国際将棋フォーラム」は第1回の時も、今回の第2回も多くの関係者や協力者によって助けられて、いろんなかたのご苦労やボランティアによって行われたと聞いている。
すでにいくつかの将棋雑誌や将棋の新聞や、いろんな新聞等でも報道されたり、記事になったりもしている。
が、今回の高橋和さんのエッセイはいろんな記事の中でも最も「普及」とか「交流」ということについて、いろいろと考えさせられた文章だった。
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