経過よりも結果

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有森七段と夕食。
所属するクラスがC1と同じということもあり、対局日が同じということが多い。

棋士と話すとだいたい内輪の話に終始することも多いが、有森七段と話すと、
「客観的に外部から見た将棋界」とか
一般社会と比べたときの見方という話になることが多く、私にとっても貴重な機会でもある。

ホームページのことについて質問されたので、多少いろいろと話したりする。
特にインターネットのことについては詳しくはないはずなのだが、
それでも的確にいくつかのインターネットの長所や短所、また、これから起こるであろうことをかなり客観的に指摘してくれる。

ほかの話になる。
役者は自分が素晴らしい演技をするかどうかが大事で
どういう稽古をしたかどうかについては多くを語りすぎるべきではないという話になる。
もちろん、それが料理人であってもスポーツ選手であっても「プロ」と名のつく職業はすべて…。

役者は素晴らしい演技、料理人は美味しい料理、で評価されるということなので
そのためにどういう努力をしたかよりは、「結果」が大事だという話になる。
その後に続いた話は省略。

自信がないときには、自分が満足するために、どういう稽古をしたかを語りすぎることもよくあるのではないかとも思う。
私もかなり思い当たるフシもあり、反省。

解散後の帰りの電車の中。