道具

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夜、週刊将棋読む。
15日取材で、18日に将棋世界に提出した自分の原稿と同じ対局に関する記事発見。
優秀なコンピューターを使用して詰みがあるかどうかを長時間かけて調べたという記事。
私は感想戦を取材して、その時の結論を記事にしたのだが、コンピューターはその結論までもを覆したようだった。
私が取材した将棋と同じ将棋を取材する人がほかにもいたということは、どちらも、目のつけどころがよかったということだろうか??

毎日紙夕刊「ITは単なる道具。革命ではない」読む。
成毛眞さんという元マイクロソフト日本法人社長でコンサルティング会社を設立したかたの文章は共感できる部分がとても多かった。
「IT化が進んでも紙は一覧性に優れた便利なメディア」というところなどは特に私も同感。
また、棋譜を検索できるソフトについても、「単なる道具」と言っていた棋士もいたこととも少し似ていると感じた。

このホームページを開設した1年半ほど前のころは、ITを使って何か革命的なことも可能なのではないだろうかとか少しだけ空想してみこともあったが、しばらくやっているうちに「紙」に書くのと同じようなことを普通に書いたほうがみなさんの反応も良いような気がしている。

現在実施中のアンケートでは「プロ棋士の将棋に対する姿勢」に魅力を感じるという票が多いようだから、紙(世界誌)に文字(原稿)を書く時にも、参考にしてゆきたい。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki