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朝から研究会。
棋士室で詰将棋を解いていると読売観戦記の圭記者。
「あれ?裏(竜王戦の敗者戦のことを呼ぶ業界用語=裏街道とも呼ぶ)で観戦記つきとは珍しいですね。」
「はい。掲載の都合で観戦記を依頼されています」
竜王戦ではたとえ1組といえども、1回負けた棋士の観戦記は掲載されることは少ない。
1組の「裏」では、過去にも羽生ー谷川戦でも新聞に掲載されなかったこともあったはず。
本日は郷田棋聖ー谷川九段戦ということもあって掲載されるのかな?

研究会相手との合意により、1局指し→棋士会に最初から最後まで出席→1局指すというスケジュール。

会議というものは、普通は出席したら最後まで続けてずうっといるもの。
途中でいなくなったり、遅刻して出席したりする人があまりにも多いのは、
司会も兼ねて会員にいろいろな説明をしたり懸命に、質問に答えている両理事に対しても、とても失礼にあたるのではないかと、私は思っている。

出席者の中には、恐らく対局中の自分の持時間を使って出席している本日の対局者や、昨日まで立会人の仕事でも帰りに連盟に寄って、今日も最初から最後までずうっと座っている高段者もいるというのに…。

ただし、出席はしたものの、(質問のしかたがあまり良くなかったかな?)
と帰宅後少し反省したりしている棋士もここにいるので、あまり偉そうなことはいえないのだが…。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki