最近読んだ自戦記−2−

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毎日紙夕刊 島八段の自戦記。B1順位戦最終局。
第6譜の「今、そして今後のA級は若手強豪でも普通に降級する時代」
という表現は心に残る。

A級に限らずほかのクラスでも昇級候補が降級したり、降級点を取ったりすることは何年か前に比べて、ますますこれからもおこる可能性は高いと、私も実感している。
私の所属するクラスでも、前期は過去に9−1という成績を取られたことのある棋士が降級されている。

ほかにも、B級1組という「ほかのクラスよりも多く順位戦を消化しなければならないクラス」で、体調の管理や、前期の降級直後からの精神的な切り替え、技術的な
ことへの対策や作戦の立てかた等を読んでいると、プロ意識と本人の意志の強さというものをとても感じた。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki