奨励会の話題

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奨励会幹事の井上八段がいたこともあって奨励会の話題にもなる。

神崎
「今は関西奨励会の人数は過去最高ですよね」

井上
「関西だけでなくて関東も多いんとちゃいまっか」

田中
「最近は特に多くて、とても名前覚えられないぐらい」

神崎
「年齢制限を引き上げたのが原因かな?」

田中
「早く上がって欲しいのがうちにもいるんだけれども…」
(田中寅彦九段の息子さんが奨励会員という話はかなり有名)

有森
「こうすればいいんじゃあないですか?
まず、奨励会員の父親である田中さんが、息子の師匠である田中さんに、
『うちの息子はどうですかねぇ〜』と相談する。」

言おうとしているジョークが判ったので、ついつい続けてしまう。

神崎
「そして、師匠である田中先生が、弟子の保護者である田中先生に
『なかなか将棋界も大変なんですよ』と説明するということですよね」

有森
「そうそう。ひとり二役や」

さすがの田中寅彦九段も、この後輩たちのジョークには苦笑の一手。
少し無神経な後輩たちで、どうも失礼いたしました。m(__)m

将棋界にて棋士を目指す息子を持つ父親と、弟子を持つ師匠、
どちらも、いろいろとな心配ごとも多いはず。

このふたつの少し異なる心配を同時にかかえるということも、たぶん想像もつかないぐらい、とても大変なことなのだろうなぁと思う。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki