佐藤新王将と長沼六段昇級

280143
昨日は連盟にて、王将戦第6局、C2順位戦最終局の検討等。
多くの棋士奨励会員が、▲4六歩に対して△6三歩(または金)と角を殺しに行く手はなかっただろうか? 口を揃える。

王将戦にて、佐藤新王将誕生のあとは、関心は順位戦へ。
とても難しい将棋だったが、近藤五段、長沼六段ともに、棋風と個性が良く出た将棋だったと思った。
終盤の最後の最後で運が長沼六段に味方したかのようにも見えた。
詳しくは、毎日新聞や、将棋世界等の順位戦レポートほかにて図面入りの原稿が出るとは思うが、両対局者の健闘を称えたい内容でぜひご覧いただければと思う。

昨日は、控室には阿部七段も来ていて、弟弟子のタイトル奪取や、兄弟子の昇級の様子を、にぎやかに検討していた。
昨日、将棋界を活躍したこの二人の棋士の師匠である、田中魁秀先生(九段)も
きっと、とても喜ばれていることと思う。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki