王将戦 第六局は穏やかな進行

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調べごとがあり、午後より連盟。
本日は、対局がないので静かな雰囲気。
先週の東京で対局されていた順位戦棋譜を何局か並べる。

王将戦第六局の途中経過を、毎日新聞のホームページ内の速報の図面をプリントしたものを、棋士室に持ってきていただく。とても助かる。
▲3七桂と跳んだ手に対して
「打開をはかるなら△6四歩です。▲同角と取った時に、△8五歩と角の退路を断つという手順が成立するかどうか?」と事務所の職員のかたに解説。

しばらくして…
「△6二金左みたいです」 
普通といえば普通の進行なのだが、少し急所をはずしたかな?
最近の羽生ー佐藤戦では、持久戦傾向の穏やかな進行は少し珍しいかも?

なかなか誰も来ないなぁと思っていたら、現れたのは、東京の棋士だった。
明日、昇級に大きく関係する一局をこちらで指す予定のゴキゲン中飛車で有名な近藤五段。抽選の影響等で順位戦でもなかなか大阪に来ない棋士も多いが、近藤五段は比較的大阪での対局は多いような気がする。
聞いてみたら、前期も今期も関西所属の棋士と多く当たっているらしい。
そしてやはりこの季節は、どうしても順位戦の降級点等に関係した話題になる。

「では、明日も勉強に来ますから…」
帰宅することにした。
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