王将戦は、挑戦者が連勝

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大盤解説会場でお目にかかれず残念でしたが、
>それだけ忙しかったという事でしょう。(けいじばんより)

↑昨日はまさに、その通りで、局面が切迫してきて、速報記事用の解説を記者の方々にしたり、関東地方のスポニチに数日後に掲載される、タイトル戦特集の観戦記原稿を書き始めていたりで、取材本部につきっきり。

夕方終局(佐藤九段勝ち)→感想戦の取材(1時間ほど)→観戦記や各社向けに感想戦の様子を補足しながら説明(20分)→スポニチ原稿書き(30分)→打ち上げ→週将向けの「神崎七段が見た第2局」(30分)→疲れて寝る
というふうな流れ。

「25万を超えたみたいですね」
打ち上げの席で、なぜか谷川九段からここの話題を振られる。
「でも谷川さんを応援しているHPの掲示板についてるカウンターの30万をはるかに越えた数字には、まだまだ及びません」

その後は、スポーツニチ文化部の将棋担当記者や、谷川さんや、佐藤さんらとタイトル戦報道のことについて少しお話。
「対局途中になかなかプロ棋士どうしでも聞きにくいドキッとするようなことを取材で聞かれます」と 佐藤九段が苦笑する場面も。

インターネット速報を担当されている毎日の黒田曜子記者にも、ゆっくりとお話を伺う。
スポーツ界(ゴルフ等)がそうしてきたように、将棋界でも、もっと女性の棋士にがんばって活躍して欲しくて、そういう女性棋士を取材してみたいそうだ。
そういえば、以前のここのHPのアンケートでも「女流棋士の地位向上」
という項目に投票がかなり入っていたことも思い出す。
活躍といっても、読み上げや聞き手だけでなく、プレーヤーとしても、社会性も、知性や教養といった点でも、もっとドンドンと女性に頑張ってもらいたいとのこと。また、そういう環境を周囲も配慮してあげてほしいというお話も。

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朝食後、2日半住んでいた? 彦根プリンスホテルを出発。

スキー靴持ってニコニコ笑っていた女性みかける。
「どこのスキー場に行くんですか? 」 「伊吹山です」
実に楽しそうに教えてくれた。

おだやかそうなホテルの支配人さんに
「今度来る時は、板も持ってきます。ぜひサービスしてくださいね」
とごあいさつして、2日半の副立会人業を終えることとする。

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