東西の情報

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順位戦の日のできごと。

大阪の連盟控室にいると「東京の棋譜とか情報はわからないかな?」
とよく言っている。

昨日の夜は東京の連盟の控室に私はいた。
「大阪の棋譜とか情報はわからないかな?」

同じようなことを皆、言っているのが当然とはいえおかしかった。

「大阪に電話してなんとか取り寄せましょうか?」という奨励会員がひとり。
情報収集にとても有能な働き者の奨励会員のT君が、電話→東京の棋譜を集めて大阪にFAXを送る→大阪の棋譜のFAXを控室まで持ってくる。実によく動いてくれる。
大阪に連れてかえりたいぐらい。

昇級に関係した棋譜を並べていると
「ここで銀を打ち込むと…?」と質問される。
とんでもない筋の悪い手だった。
でも、心の底では顔をひきつらせながら、まじめに、
「それもあるかもしれないね」
と答えておいた。
なぜならばこれから2月〜3月にかけて、お世話になるかもしれないからだ。
大阪には、「そんな手が浮かぶようでは目が腐る」というような厳しい先輩もいて関西流のツッコミを受けるので、やはり大阪移籍は無理かな??

少し何か便利な道具を使えば、途中経過や対局結果の情報は、すぐ伝わるし具体的なアイディアもいくつかある。
でも、提案したりはしないでいる。

この季節になると、あまり早く教えてあげなければ良いこととか、ありがた迷惑ということもあるからで、現在のように電話やFAXでなんとかやりくりしているぐらいのほうが良いのかもしれない。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki