棋力の維持

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迎春。

本年も皆様よろしくお願いいたします。

少し旅行中で、旅行先のインターネット喫茶が3日営業開始で
ご挨拶遅れたことお詫びいたします。

元旦。
日本経済新聞読む。
囲碁将棋欄の元旦特集として、趙治勲王座と、羽生王座。
羽生王座のほうは、昨年の王座戦最終局の42金直という印象に残った手の前後の解説と発見に至るまでを紹介。
また、その五番勝負の最中に、立会人の加藤九段との会話中に加藤一二三先生が「今の実力を維持しながら80歳まではやれる」と話されていことや「20代や30代の時は、40代から50代になるともっと棋力が落ちると思っていたが、それほどでもなかった」と話されていたのを聞いて、とても印象に残ったという話も...

強くなれるのなら強くなりたいのは棋士なら皆が、思っていることなのだが、それいじょうに、弱くならずに力を維持し続けることは、とても大事なことだと、この数年、私が自分の先輩の棋士を見ていて感じることである。
加藤一二三先生や、羽生さんほど、20代の時の圧倒的な力は持たないものの、自分の棋力が落ちないようにすることは、元の棋力がそんなにたいしたことがないから、そういった人たちよりも、むしろとても大事なのだろうと思う。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki