部屋の中心

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本来、対局行われる時は部屋の中心に将棋盤が配置されるべきものと思っている。

ある日、下段の間で対局していて部屋の中心よりかなり御上段寄りに配置されていたので、記録係に聞いた。
「なんでこんなにこっちに寄ってるの?」
「畳の縁にかからないように、配置しました」
確かに作法として、畳の部屋を歩く時は、畳の縁を踏まないこととかはよく言われる。
でも、部屋の中心が最も明るくなるように照明も考えられているはずだし、やはり中心に盤を置かないのは変だと思う。

けれども、その時はほかの対局者が平気そうだったので、まあいいかということで、位置は修正しなかった。

2日前にもかなり上段よりに寄っていたような気がした。
でも、その日は自分が対局していたのは別の部屋だったのでやはり黙っていた。

私などよりもっと年配の棋士や、作法にも詳しそうな人もいることだしほかの人が誰かおかしいのでは?というまでは、これからこういうことがあったとしても、黙って様子を見ることにしよう。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki