大局観の悪さと形勢判断の誤り

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昨日は順位戦 小倉六段戦。

飛車取りに銀を打ったところ相手は手抜きで端攻め。
飛車を取った後の形勢判断が問題。飛車得だが飛車を取ったこちらの銀は遊んでいる。直後に金取りに歩を叩かれた時に長考に沈む。

少し指せると見てその歩を相手にするか、少し苦しいと見て手抜きで遊び駒の銀を使って金をみすみす取られる勝負手を放つか…。

いろいろ読んだが金をやはりただで取られるのを嫌うことにする。⇒敗因。

その後うまい手順で寄せられてしまって投了するまでその遊んでいた銀を使う局面はおとずれなかった。終わってみればいい所なしの完敗。
具体的な読みより形勢判断を間違っていたのが残念。
相手が必死に飛車を捨てて攻めてきているのに、こちらは駒の損得にこだわってしまうという精神がなっていない。

3階に降りて感想戦。遊び駒を使った勝負手ならスレスレの変化ばかりだったことがわかり、かなりがっかり。

零時まわり、帰宅時にコート忘れていたことに気がつき5階の対局室のコート掛けに取りに行く。
ちょうどその頃 真部八段ー児玉七段戦が終局。棋譜には「千日手」と書かれていた。
今から指しなおし局を戦い始める人もいるのに…
また、ほかにも二局ぐらい戦っている人もいるというのに…
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki