形勢判断の差

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昨日の夕方のNHKのBSでの竜王戦中継はもっともいいところから始まったみたい。
とても難解ながら、銀の犠打の後、羽生玉が△5二にまで逃げたところぐらいで解説者の森下八段は、「これは投了までありますね」
以下、羽生四冠乗りの解説が延々と続く。

私の形勢判断もそんなにあてにもならないのだが、その局面では私は先手の竜王のほうが手厚いのではないかと感じていた。
ここでいう手厚いというのは、盤上にいる駒の数が多くて羽生四冠のほうの大量の持ち駒が生きないという意味。

解説者が「これはとても難しいですね」を連発しては、あまり番組を見ている人も会場のお客さんもうんざりするということなのだろうが、どうも私の形勢判断のほうがおかしかったのだろうか?

その後の深夜の放送も、竜王戦の速報サイトのほうも実はあまり見ていないのだが、また昨日の記録係や、観戦記者とはすぐに顔を合わすだろうから、両対局者がいったいどのような形勢判断で闘っていたか、ぜひとも聞いてみたい。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki