最近驚いたこと

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昨日の脇八段との会話より…
「神崎くんが前に言ってたあの局面の将棋が最近あって、その局面で妙手が出てたね」
それは、金曜日の棋譜だったので、私は、まだ棋譜を見ていなかったのだ。

共同研究というほども深くはないが、以前に、かなり棋士間で関心の高そうな局面で、まだ公式戦では現れていないある局面について、こうなればこちらが良いのではないか?と 脇八段に提案して意見を聞いてみたことがあった。
その先の(心理的)妙手にふたりとも気がつかないままだったのだった。

そう言われただけで、たぶんあの局面だな? とピンと来たので
「危なかったですね〜」
(我々のどちらかが、公式戦でその局面にしてしまってすぐに負けてしまう危険もあったという意味)
中途半端な研究はかえって危険と改めて痛感。

本日、はじめてその棋譜を並べて見た。
確かに脇八段のいうとおりだった。

でも驚いたのはさらに、その先…。
さらに、その棋譜のその局面の数手先より途中に派生する変化に進んだ棋譜を金曜日以降の棋譜の中に一局発見。
素早い研究なのか、あらかじめ研究が行き届いていたのかは、わからないのだが、これからもさらに、いろいろと解明されてゆくのだろうとは思う。
そして、解明しつつもどちら側を持っても、白星を重ねるしっかりした人はいそうな予感。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki