信じられない画面

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9/10 月 → 台風のため用心して、10時半の新幹線で東京へ移動。
昨年の順位戦で、自分の対戦予定の相手が新幹線に閉じ込められたという事件もあったので、手堅く、一手先に受ける大山流。
これだけ早めの移動は久しぶりかも。

その副産物として、原稿を持って世界編集部に。
まだ図面を作ってなかったので、編集部で働く。
ほかにも、渉外手合課、総務課、免状課、IT課、道場課と渡り歩く。
(注* 少し挨拶しただけという部署も含む)

9/11 火 → 少し眠かったが、飯塚六段との順位戦対局。
棋王戦でも本戦トーナメントで ベスト8に残っているという強敵。
台風による突風で対局室にもすごい風の音。
昼食には、皆が頼む「さとのランチ」とやらを頼むが、こういう日には、ほんとうに出前は重宝して助かる。
たまたま、練習将棋で似たような局面を経験したのが少し生きてまずまずの作戦勝ち。
夕食休憩の時はまあまあという形勢。
その直後に、少し駒損ながら、ガンガンと攻める手順を読んでいたのだが、少し指しやすさを感じていたのでひるむ。
それがあまりよくなく、相手のほうにうまい手があればすぐに負けという局面で手を渡して、ゲタを預けることになってしまう。
終盤で大長考されるが、難しいながらも、うまい手はなかったみたい。
感想戦では、こちらの読み筋よりもよく読んでもらっていた変化もあり、その点では少しラッキー。
最後の寄せもいろいろと寄りそうに見えてなかなか勝ちが発見できなかったが
数十分ほど残り時間があったので、残り3分ぐらいまで考えた時に、うまい桂打ちを発見してなんとか勝つ。
隣では、中田宏七段ー日浦七段戦が延々と終わることなく戦われていたので感想戦は引越しして桂の間で。

誰かが、「すみませんがテレビつけていいですか?」
テレビの画面には信じられない映像が映っていた。
確かに断ってでもテレビつけるだけの大ニュース。
感想戦終了後、ほかの将棋の感想戦も見ようと別の部屋に。
石川六段ー堀口一五段戦。
2時過ぎの感想戦にしてはとても静かな雰囲気だなと思ったら、千日手指しなおしの終盤戦だったので慌てて退室。

だいたい対局後というのは結果にかかわらず眠れないことが多いが、ニュース見ているとますます眠れなくなった。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki