竜王戦挑戦者決定三番勝負は 羽生ー木村戦に…

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午後より連盟。
ちょうど井上八段が落款を手に印を押す作業をしているところだった。
関西将棋会館販売課には、棋士の直筆のサイン入りの著書のコーナーというのがある。そこに置く最近の著書に署名をしているところだった。

本の名前は
「粉砕 振り飛車破り」 八段井上慶太 1200円(+消費税) 創元社

関西将棋会館販売部には、署名入りの本があるので、ぜひご購入してくださいとのこと…。
表紙の井上八段の似顔絵がなかなかいいなぁ〜と思った。

芙蓉の間という部屋がある。
だいたい対局が少ない時は使われなくて、対局が複数ある時は、若手どうしの対局がおこなわれることが多い。
本日の対局は4局。

竜王戦の次回の挑戦者決定三番勝負の対局料330万円と、羽生四冠との対局の権利を賭けた大勝負、畠山鎮ー木村戦はその芙蓉の間でおこなわれた。
たぶん順位戦を除けば、この部屋が増築されて以来最も大きな勝負かもしれないですねと観戦記者の圭氏と昼間は話していた。

夕方になって多くの人が観戦に訪れる。
東京より主催紙の小田記者、日経の松本記者、明日将棋まつりに出演予定の佐藤康九段。
ほかにも、淡路九段、脇八段、阿部七段ほか。
大きな一局とあって注目の一局。

木村五段の先手で、横歩取りの中座流からの変化でひねり飛車模様からどちらも
精一杯頑張った駒組みで闘いに…。
途中畠山六段が有利な場面もあったが、そこから決め手をあたえず。
受けの好手を連発した、木村五段が決勝へと進むこととなった。
詳しくは、圭記者による読売新聞の観戦記も、ぜひともよろしく。
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