「20世紀の将棋、そして新世紀へ」

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ついさっきまで、NHK教育の特集「20世紀の将棋、そして新世紀へ」で米長永世棋聖、内藤九段の解説やいろいろなお話、清水市代さんの聞き手を拝見。

木村、升田、大山時代からの古くからのファン、谷川、羽生時代からの最近からのファン、どういう人が見ても、とても楽しめるいい番組の作りかたをされていたと思った。神田紅さんの、語りも当時の対局者の心情が出ていて良かった。

以前より、将棋界もスポーツの過去の名場面記事のように、過去の名局や大勝負を振りかえって紹介するということがもっとドンドンと行われていいと思っていたのだが、本日のこの番組は、現在、作ることのできる最大限に近い内容だとも感じた。
当時のビデオや古い貴重な写真も多く、両先生でなければ語れないといった内容の話もいろいろと聞けて、その内容は永久保存してもいいくらい。

ご覧になられた方には、少し感想を聞かせていただきたいとも思うし、ご覧になられていない方は、再放送(あるかどうかさえ知らないけれど、いつか再放送もしてほしいというのが希望)をぜひご覧になってほしいと思う。

われわれは、偉大な先輩がたの残してこられた数々の歴史によって、現在の棋士の地位というものを与えられているのだが、本日の番組を見て、ますますその思いを強くした。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki