羽生棋王防衛

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某所で研究会の後、棋王戦第4局の羽生ー久保戦の進行を知るために4時ごろ連盟へ。
ぽかぽかした陽気で、いまひとつ頭が働かない。
棋士室でも、奨励会員が詰将棋を解いているのを眺めたり、
大熱戦の練習将棋を眺めたり、
タイトル戦の検討をしているのを眺めたり。

終盤にはいるころ、検討しているのは、本日の解説者の児玉七段、久保六段の師匠の淡路九段、阿部七段、木下七段、指導棋士の久保(雅)初段。

終盤の棋王の▲24歩に皆驚く。これでは、さすがに久保六段の良しなのでは…
という声も多い。
でも、その後、久保六段に変化があったとすれば、▲73歩の時に81ではなく△61に逃げるぐらいしかなかったみたいで、その変化の時は、▲24歩がきいてくるので、
意地でも△81玉と逃げたいところだったのだろうと阿部七段。

検討はおもに阿部七段と木下七段がおこなっていたのだが、結構派手な手も含めて
かなり予想に近い手順に進んだようだ。まもなく久保六段投了のFAX届く。

さすがに淡路九段と久保初段(同姓の久保六段と親しい)は残念そう。
本局といい、第1局といい、先日のNHK杯決勝も含め、このカードはやはり終盤のねじり合いが凄いと、改めて感じた。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki