「日記行きやなぁ」…という話

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午後より連盟。王将戦第4局の中盤の検討。
どちらがいいのかさっぱりわからない。

17時よりの大盤解説会。神吉六段解説とあって椅子が足りないぐらいの大入り。会場をのぞくと、見覚えのある顔発見。影の管理人のKeyさん。神吉ファンとあって今日は見に来ている。
神吉さんのしゃべりは、やはり流石だ。何度も笑わせてお客さんを楽しくさせている。
次の一手の合間に、色紙片手のKeyさんを神吉六段のところへ案内。
休憩時間にもかかわらず、快く詰将棋入りのサインをスラスラ〜。
ますます、Keyさんは神吉ファンとなるだろう。

検討打ちきりとなり、5階の対局室に感想戦を聞きに行く。
棋王戦の一回戦屈指の好カード 山粼新人王ー小林裕四段戦
感想を聞いている棋士も含めて、風邪ぎみの人多いみたいで、セキをする音がよく聞こえる感想戦。(結果は山粼勝ち→掲載先になるけど観戦記もよろしく)
体調悪くては、対局も大変。風邪ひいている人はぜひとも次の対局までに治してもらいたいものだと思う。

棋士室に降りてみると王将戦は終わっていた。(羽生王将の勝ち)終盤の△4八飛と打つところで、△3九飛ならどうなるかという研究がはじまる。

解説会を終えた神吉六段、対局を終えた淡路九段、有森七段、小林四段。
レギュラー?の長沼六段と平藤五段というメンバーなので盛り上がる。山粼四段も少しのぞいていたかな?
いろいろな手を繰りだすが、淡路先生が受けにまわるせいか、決め手がいくつかありそうでなかなかはっきりしない。
盤の真正面にすわろうとする棋士や、少しボケをかます棋士や、それにツッコミをいれる棋士や、毒舌の棋士や、ギャグを連発する棋士
(↑誰かどれにあてはまるかはご想像ください)
まじめに研究はしながらも笑いが絶えない。

なかなかいい手が見つからずにしばらくはああでもない、こうでもない。
打開策を見つけたのは勝率1位を争っている小林四段。
これはすごく乱暴だという、すごい手順に、そんなアホな…と調べてみるものの一同納得。絶賛の声になる。
神吉六段の「これは神崎くんの日記行きやなぁ」の一言でお開きに。

私は少しへそ曲がりなので、そのように言われたときは、その話題はほとんど書かない。
でも、今日の神吉さんのいうことだけは、聞かないわけにはいかない。書くことにした。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki