日曜は静か

50432
日曜だが、近くにも用事があったので連盟へ…。
棋士室では、日曜日の朝9時から11時まで開かれている子供将棋セミナーの講師の奨励会員ひとり。
早指しで秒読み時計を使って教えてもらう。
普通一局中には、悪手というのはだいたい5回ぐらいまでのことが多いが、長手数の入玉をめぐる攻防だったせいもあって約20回ぐらいは悪手を指すという内容で負け(^^;
2局目の途中に観戦者一名。
第2、第4日曜の午後1時から4時まで開かれているレディースセミナーの講師の指導棋士の谷川勝敏四段。
あー良かった。さっきの一手指すほうが悪く見えるというのを見られなくて…。
「今はこの秒読み器があって便利やなぁ。昔は口でいち、にぃ、さんって読みながらやったもんやのに」と谷川四段。
年も奨励会に在籍していたのも、だいたい同じ頃だったのだが、北畠の旧連盟の塾生部屋で、よく口で読みながら10秒で指したものだ。
不利になると読むのが速くなったり、「じゅう」と呼ばれてもなかなか指さなかったり(笑)
将棋の日の10秒将棋トーナメントがテレビでも放映されたけれど、あんな感じ。

今は、秒読み器の普及によって、昔のような先輩の権威というものは役に立たない。棋士といえども、反射神経が鈍いのがすぐばれてしまう(苦笑)

帰りの電車のなかでは、となりに座っている人も、向かい側に座っている人もひたすら親指をせわしく動かしているみたいだ。
そういえばiモードが普及してからは、電車内の携帯での会話は少し減り、みんな親指の運動になってような気がする。

そのIモードで見ることのできる王将戦第3局は明日から。
今ごろは前夜祭かな?
はずれると思うけれども、戦型も予想しておこう。横歩取り85飛だと思う。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki