掛け時計

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今年初めて筆を持つ。書道部の書き初め。
何年も習っているが、1〜2ヶ月に一度のペースなので、そんなにうまくはなっていないとは思う。
でも、筆を持って半紙の前に向かうと、気持が落ち着く。

その後棋士室で練習将棋。
横で数人の棋士の会話
「そういえば時計ないなぁ〜」
「指し初め式の時からずっとなかったみたい」
「早く買えばいいのに」
棋士室の掛け時計がなくなったまま。
別の所の時計が壊れて、今まであった時計は代打にでかけているらしい。
そういえば、いつもの場所にあるはずのものがない。

時計のことより、もう一週間ぐらい時計が掛かっていないという事実を自分が知らなかったということに、はじめて気がついた。
そういえば、指し初め式の時も、この部屋にはいらずだったし、
自分が対局だった日も、はいらなかったような気がする。

奨励会三段リーグが5階で行われていたので、少し感想戦を聞きにいく。
まだ対局中の将棋も一局あり、これから果てしなく中盤戦が続きそうだったので
しばらくしてから、帰ることにした。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki